ペルソナ対話型AIアプリケーションの提供を開始
株式会社atarayo(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤丈峰、以下 atarayo)は、AIによるターゲット顧客像(=以下ペルソナ)自動作成・対話ツールの提供を開始しましたことをお知らせします。
アプリケーション提供の背景
企業にとって顧客満足度の向上、売上向上は持続的な成長のために不可欠です。現代の市場では顧客ニーズが多様化しており、一人一人のニーズの把握・対応はますます困難となっています。
厳しい市場を生き残り、企業が成長するためには、消費者理解が最重要項目となります。
マーケティング施策は、消費者理解に基づいた戦略のもと、一貫性を持って取り組まなければいけません。 しかし現状は、短期的な数値や担当者の感覚に基づいてサイトを構築するなど、経験や勘による判断、もしくは場当たり的な対応に終始している企業が多いのが実情です。
ペルソナを作成することは、消費者を理解し、ニーズを捉え、一貫性を持った効果的な施策を打つために非常に有効です。
ただ、従来の方法では、顧客との対話の機会が限られていたり、リアルな顧客像を捉えられずに作成しても施策に活用されないケースが多くみられます。
活用されない要因として、「時間と手間を要するために1つのペルソナにさまざまな意見や人格を詰め込んでしまい、現実の顧客から乖離してしまうこと」、「作成者の主観により顧客の実態と乖離している場合があること」が挙げられます。また多くの場合、既存顧客へのインタビューをもとに作成しますが、自社サービスへの良い意見ばかりが集まりがちで、偏った見方になってしまうことも実態の顧客と乖離に繋がり、施策に活用できない要因となります。
atarayoが提供するペルソナ対話型AIアプリケーションでは、これらの課題をAIが解決します。膨大な情報をもとに数分でペルソナを構築。再現されたペルソナとのリアルな対話を通じて、実用的で、より深い顧客インサイトの獲得を可能にし、企業の成長へと繋げます。
■解決する課題
- ペルソナ作成自体が目的となり、その後のマーケティング施策へ活用されていない
- 情報収集、分析にかかる手間と時間から、作成する顧客パターンが限られており、多様なニーズの抽出、抽出した各ニーズから最重要な顧客層を特定した上でのペルソナ作成ができていない
- 作成者の経験や知識による主観や思い込みが先行し、顧客の実態と乖離したペルソナが作成されている
- 最新の競合動向をタイムリーに把握できない
- 既存顧客インタビューをもとに作成すると自社サービスへの好意的な意見ばかりが集まることによって改善が必要な施策がわからない
サービス概要
atarayoでは、生成AIを活用することで、市場データや競合情報、サービス情報を自動で収集し、その情報を基にペルソナを自動で構築。再現されたペルソナとの対話を通じて、顧客理解を深め、施策効果の最大化を可能にします。施策実行前にペルソナとの対話によって反応を確認・改善できるため、あらかじめブラッシュアップした状態で商品・サービスを世に送り出すことができます。
また、ペルソナのみでなく、顧客の行動プロセスであるカスタマージャーニーや、CEP(カテゴリーエントリーポイント)も自動生成できるため、消費者理解に基づいたマーケティング施策の最適化を可能にします。
特徴
①リアルな顧客像の再現
- 市場データによる自社の強みや競合企業との比較、顧客データによる消費者の好み・ニーズを基に、詳細なペルソナを設計。
- 生成AI技術の活用により、ペルソナの性格や価値観、行動パターンなど実在するような顧客を忠実に再現。
②インタラクティブな対話機能
- ペルソナとまるでチャットをするように、会話形式でコミュニケーションが取れる。
- ペルソナと対話、反応を確認することで施策やプロダクトの仮説検証が可能。
③膨大な量の情報収集とアウトプットの均質化
- AIは、人間では処理しきれない量の情報を効率的に収集・アウトプットが可能。
- 大量のデータに基づき客観的に分析するため、アウトプットの品質にブレが生じない。
④24時間365日対応
- 時間や場所にとらわれず、必要な時に必要な情報を収集。
- 迅速な意思決定、施策実行に繋げる。
⑤導入の柔軟性
- 業種やビジネス課題、既存顧客・未顧客問わず、顧客のCEPの数だけ、ペルソナ・カスタマージャーニーを作成。
- マーケティング施策ごとに、細かなペルソナ・カスタマージャーニーを作成できることで、より精度の高い施策実施を狙う。
- 施策とあわせてペルソナ・カスタマージャーニーのPDCAを回せるようになることで、「作ったものの活用されず形骸化している」という状況を防ぐ。
期待できる成果
これらの特徴から、以下の成果が期待できます。
- 消費者理解に基づいた提供
- ペルソナ(WHO)を明確に定義することにより、その後のWHAT(提供する価値)やHOW(具体的にどのように)=「誰に向けて、どうやって、どんな価値を提供するのか」を考える根拠となる。
- 顧客セグメントの具体化と施策ターゲティングの精度向上
- ペルソナとの対話を通じて得られた深いインサイトに基づき、より具体的で詳細な顧客セグメントを構築できます。
- 施策ターゲティングの精度を高め、顧客エンゲージメントやコンバージョン率の向上に繋げることが可能になります。
- チーム全体での顧客理解の共有と意思決定の効率化
- ペルソナとの対話を通じて得られた情報を共有することで、チーム全体で顧客理解を深め、顧客中心の意思決定を促進することが可能です。
サービスご利用の流れ
- ステップ1.基本情報(サービス内容、想定しているマーケティング施策)を入力
- ステップ2.AIによる市場調査・顧客像・CEP洗い出し
- ステップ3.上記の内容をもとにCEPの数だけペルソナを作成
- ステップ4.ペルソナごとにカスタマージャーニーを生成
- ステップ5.作成したペルソナ、カスタマージャーニーをレポート形式で出力
構築したペルソナ、カスタマージャーニー、ペルソナとの会話を活用し、マーケティング戦略の立案や運用、評価計測、改善に繋げていただけます。
今後もatarayoではAIを活用したサービスを展開し、お客様の課題解決のため、より高度なソリューションを提供していきます。多くの企業様に満足いただけるAIサービスを提供することで、日本企業のAXとDXを牽引し「日本経済の発展」と「豊かさと生きがいを感じられる社会」の実現を目指します。
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